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30歳 女性 システム制作会社 ザ・ジャパニーズな横並びポンコツ職場でテレワークが進まない(退職済み)

今日は30歳 システム製作会社企画部・女性 Yuco さんのご紹介 ポンコツ職場です。

目次

1:他社と同じが大好き。見栄っ張りな社長、寂しがり屋な本部長。
2: 赤字でテレワーク設備に投資ができない。
3:他社は?と確認したがるポンコツ経営層
4:事務方は日本人らしい悪平等。みんな一緒が大好き。
5:最後はもちろん見限りました。退職です。

目次

Contents

1:他社と同じが大好き。見栄っ張りな社長、寂しがり屋な本部長。

主犯①:オーナー社長
同業他社の動向を見ながら意思決定をするため、社員の意見が届かない。
テレワークの必要性を感じてはいるが、業績が下がっているため、テレワーク環境の整備にかかる費用を出し渋る。

主犯②:事務方の本部長
社内で唯一オーナー社長を説得できる立場だが、個人的にテレワークが嫌い。
迷言:「たまには顔見せてよ」←毎日見てますけど?

2:赤字でテレワーク設備に投資ができない。

テレワークに必要な環境整備が進んでいない。

たとえば、会社にかかってくる電話を出先で対応できるしくみがないし、会社の電話に留守番電話がない。
そのため、事務方は必ず誰か出社して対応しなければならない。

契約関係書類も、電子契約に必要な準備が「お金がかかる」としてずっとストップしているので、いまだに出社して押印しなければならない。
注文書や請求書も、取引先によっては「紙はいいからPDFで送って」と言われているが、画面上で押印する仕組みがないので、結局出社して印刷・押印したものをスキャンして送る、など(IT会社なのに)ローテクなことをやっている。
全社員から、社長に何度も要求が出たものの、コロナで業績が振るわず大赤字のため、高価なソフトの購入や複雑な手続きを渋り、全く進んでいない。
社長自身、頑張ればなんとかなると思っている節があるので、なかなか許可を出そうとしない。


他社と比べたがる(経営層)

コロナになっても、同業他社がテレワークをしていないと、自社だけテレワーク実施をした場合に体裁がわるい云々と言って中々踏み切らない。
さすがに2020年春の緊急事態宣言1回目ではテレワークを取り入れたが、解除になったとたん出社を戻し、あとは他社の顔色伺いでなるべく出社させようとしている。

平等意識が変に強い(事務方社員)

事務方は、経理や人事部など外に持ち出せない書類を多数管理していて、なかなかテレワークができない。そうであればテレワークができるように色々見直しをするのが正しい方向であると思うのだが、彼らが「自分たちばかり出社で不平等だ」と騒いだため、事務方のテレワークが全てつぶれた。私がいた部署はコロナ前から「働き方改革」の一環で試験的にテレワークを導入して、VPNなども構築して社外からでも問題なく業務ができるようにしていた。なので、第一回目の緊急事態宣言のときも上司からはテレワーク指令が出ていたものの、別部署が騒いだことになり、どうしても出社しなければならない用事を多々入れられて、テレワークが潰された。こういう無茶を止めるはずの事務方本部長は、自分はずっと出社しなければならないし、寂しがり屋な上古い体質の人なので、暴挙を黙認していた。

3:他社は?と確認したがるポンコツ経営層

コロナになっても、同業他社がテレワークをしていないと、自社だけテレワーク実施をした場合に体裁がわるい云々と言って中々踏み切らない。
さすがに2020年春の緊急事態宣言1回目ではテレワークを取り入れたが、解除になったとたん出社を戻し、あとは他社の顔色伺いでなるべく出社させようとしている。

要は、取引先に感染による迷惑をかけない、社員の健康を考える、といった根本的な考えができないポンコツ経営なのだ。

他社で発症者が出た情報を、「何をやっているんだろうねぇ」なんて、役員が言っていましたが、
そう遠くない未来で自分が浴びせられる言葉を言い当てた、ある意味"天才"であった。

4:事務方は日本人らしい悪平等。みんな一緒が大好き。

事務方は、経理や人事部など外に持ち出せない書類を多数管理していて、なかなかテレワークができない。

そうであればテレワークができるように色々見直しをするのが正しい方向であると思うのだが、彼らが「自分たちばかり出社で不平等だ」と騒いだため、事務方のテレワークが全てつぶれた。

私がいた部署はコロナ前から「働き方改革」の一環で試験的にテレワークを導入して、VPNなども構築して社外からでも問題なく業務ができるようにしていた。

なので、第一回目の緊急事態宣言のときも上司からはテレワーク指令が出ていたものの、別部署が騒いだことになり、どうしても出社しなければならない用事を多々入れられて、テレワークが潰された。

こういう無茶を止めるはずの事務方本部長は、自分はずっと出社しなければならないし、寂しがり屋な上古い体質の人なので、暴挙を黙認していた

5:最後はもちろん見限りました。退職です。

もちろん、最後は、退職しました。

コロナ前まではとても良い会社でした。オフィスは多少古いですが通いやすい立地でしたし、社員も個性的な人が多く、部活も盛んで仲の良い会社でした。

また個人的にも、早くから大きな裁量がある仕事を任されて、事務方の女性幹部候補と言われて色々優遇してもらったと思います。

所属していた部署も、他社から引き抜いてきたセキュリティの専門家が上司だったりして、比較的自由な雰囲気で楽しく過ごしていました。

ですが、コロナの時期に自部署のテレワークがつまらない理由で潰されたことと、たまたまその年の新人研修に関わっており、新人たちを出社させるかどうかで経営層ともめ、彼らの日和見的態度と朝令暮改に嫌気がさしました。

この会社にこのままいれば、確かにある程度出世はできるものの、給料は入社時からほぼ変更なしだし、ボーナスも出るけどごくわずかだし、上司とか見ていると給与は増えずに責任と仕事だけ増えて、しかもその仕事の大半は上記のような経営層の説得やら折衝やら、彼らから押し付けられた生産性のない雑務ばかりだと思い当たって、プロジェクトがひと段落ついた時に退職しようと計画をたて、夏に退職しました。

長くお世話になった会社でしたが、たまたま地元の親の体調が崩れたこともあり、会社には本当の理由を告げずに良好な関係のまま退職することができたのは幸運でした。

かつての同僚たちはまだ頑張って出社しているそうで…あのときやめてよかったなと思っています。

テレワークができなかった会社は多いと思いますが、たとえばノートPCが足りずにできないとか、セキュリティシステムの構築が遅れたからできない、という点だけだったらまだ救いがあると思います。

テレワークしていなくても時差出勤を取り入れたりしていることもあると思います。

ですが、ノートPCは全員分ある、書類もPDF化されている、でも社内のしがらみで出来ないとか、経営層の決断が遅れた・変に見栄を張ってできなかった、という要素がある場合は要注意だと思います。

2021年に、あなたの会社が、
私のような会社で、8時に出社しながら、
満員電車でこれを読んでいたら、
残念ですが、退職を決断するべきだと思います。

将来がないことは、もうあなたも気づいてますよね。
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