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40代 男性 土木作業員、土木オペレーター 労災申請できない肉体労働 ブラック職場編(退職済み)

今日は40代 男性 kano さんの ブラック職場です。

年齢:40代
性別:男性
現場:土木作業員、土木オペレーター。骨折しても働かされる土木作業を請け負う会社。
現在:疲労骨折で退職だが、、治療費は自己負担(全治3年)

目次

1:ブラック主犯は、職場課長
2:犠牲者は、私の知っている限り2名
3:ターゲットが自分になり、ついに出社できず。
4:この記事をご覧になった方へ

Contents [hide]

1:ブラック主犯は、職場課長。役所からの受注のために、労災申請は禁止。

主犯:職場課長

制度:
役所の番付け(土木業者に発注する際に参考にする点数システム)が下がるため怪我でも労災認定拒否。
また休職になると役所が怪しみ番付けが下がるので拒否

暴言:
お前が休むことによって会社全体がどれくらいマイナスになるかわかって言ってるの? 

労災や、休職によって失注を招くと、社員全員に影響があると、職場全員が擦り込まれていました。

2: 犠牲者は、私の知っている限り2名。

私が知っている限りでは、2人。
他の方と比べると少ないかもしれませんが、入れ替わりが激しく長続きしない会社という意味なのかもしれません。

Aさん (50代:男性)

未経験からハロワを通して就職。未経験ということもあり、風当たりが強く見ていて可哀そうでした。ある日腰痛を発症しましたが我慢しながら出勤。
とうとう倒れて入院しましたが、会社からは腰痛を自宅で発症した方向にさせられてました。


Bさん (20代:男性) 

あまりにハードな内容から失踪。失踪後の給料は会社が未払いにしたためその後の彼が心配。

3:恐れていた怪我が発生。疲労骨折。でも、労災は職場のためにできない。。

ついに恐れていた怪我が発生しました。疲労骨折でした。

首の「第七脛骨」という命に別状はない箇所の骨折でした。

会社は労災にしたくないとのことで痛い思いをしながら我慢して出勤を続けました。

それでも治療と薬は、必要であるため、そういうのは全部自費でした。

骨折してから本格的に痛かった期間は約1年程。

治療、リハビリ、後遺症が治るまでふくめると3年くらいです。

振り返ってみても労災を出す事によって会社に居づらくなってしまうという精神的な恐怖、会社に依存した状態からぬけれなくなっている精神状態でした。

 「このまま身体がうごかなくなってしまうのではないか?」という肉体的な不安も相当あって、時々気分がひどく落ち込む事もありました。

周りが普通にやっているから自分も我慢してやって当然という精神状態にもなってました。

4:この記事をご覧になった方へ

知識がなかった私自身にも問題はありますが、
労災を申請すること自体が「会社に害を成す悪の存在」として扱われていた事が悲しいです。

結果を見てみれば労災は出ずに継続的なリハビリ代も全部個人的な理由ということで自分持ち。
仕事も辛い思いをしながら出続けました。

これは会社からは労災を我慢して良い社員だ、という評価になりますが、振り返ってみても私に返ってくるインセンティブは何もありませんでした。

少しの知識と、勇気があればこういう結果にはなっていなかったと思います。

私は完全に会社に搾取された状態でした。
ですがその勇気を持つのが非常に難しいのも身をもってわかっています。
なぜなら会社は巨大な存在だからです。

実際に私は、

「お前が労災を申請することによって、点数が下がって役所から取れなくなる仕事も出てくる。」
「長期的に見たら何千万という損失になる」

とも言われました。

自分を擁護する気はありませんが、
こんな事を言われてしまっては、「あれ…労災って出さないほうが、みんなのためなのかな」って思う気持ちも出てきちゃうんですよね。

でも、1つ冷静に。
あなたの命は、失注する「何千万円」より安いんですか?
少なくとも、「何千万円」より、あなたの命の方が、あなたにとって価値がありますよね?
(会社に聞いたら、「何千万円」失注で、お前以外の人間が死ぬことになる、と反論するでしょうが。)

ただ、あなたが窮地立たされている状況で、あなた自身をイチバンに考える選択(休職・転職・退職)をしても、誰もあなたを責めません。みんな、そうするので。

ですので、やはり大切なのは、あなたが決める、という選択する勇気だと思います。
会社から良く思われても、そこに自分に大きな損失があるのであれば何のメリットもありません。長続きもしません。

あの時しっかり「えっそれ、おかしくないですか!?」と立ち向かえていたなら…そう思うと悔しくなってきます。
未熟な自分に対してです。

勇気をもつ事によって脱出可能になるかと思います。
知識なんて勇気があれば、勝手に調べるようになりますから。
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