今日は54歳 通信業界 TSUTSU さんのご紹介 ポンコツ職場です。
目次
1:ベテランの私ですら感じるコロナの準備不足
2:年配上司のITやネット知識が弱すぎる。
3:テレワークをやるにあたり、システム導入がなされていない。
4:帰属意識が強すぎる
5:コロナでポンコツ具合が露呈したため退職
目次
Contents
1:ベテランの私ですら感じるコロナの準備不足
私は、50オーバーの超ベテラン、同期に早い人だと役員クラスに入っているかと思います。 入社は、1990年代のバブル後の入社組になります。 テレワークを推奨しない、したくてもやりきれない主犯は、会社であり、社長がそれにあたると思います。 コロナが発生する以前、昨今の時代の流れを考えると、それ相当の準備は必要だったと思うし、いざ問題が発生しそこからスタートとしても既に手遅れです。 現実としてコロナ蔓延から、1年が経ちますが未だテレワークが成り立っていないのは、時代の流れについていけていない、また準備不足が一つです。 ベテランの視点から、コロナで炙り出された 私の会社が堕ちていった理由をお話しさせていただきます。
2:年配上司のITやネット知識が弱すぎる。
ここだけでは無いかもしれませんが、今の20代~30代以外の社員というのは、今の若手社員との教育制度も違い、ネットに対する知識が不足していると思います。 なので世の中がIT化している中でも、現在も在職している50後半から、定年間際の60歳手前の幹部或いは上司組といった方々は、それ対する取り組みが全て後手後手に回っていることが一つの要因になります。 ・テレワークってどういうものなのか?と上層部想像ができない、 ・基礎知識がないのに、"想像できるように説明せよ"とふんぞりかえっている と出社を進めている状況となり、 コロナ感染者を生産しているというのが実情だと思います。
3:テレワークをやるにあたり、システム導入がなされていない。
いくらテレワークを推奨したり、自宅勤務を命じても、 社内LANにそれなりのシステムが構築されていないと完全テレワークなど不可能です。 例えば、人事系であれば給与システム。 それから、企画部門なら育成管理システムや、顧客情報管理システム。 こういったもので社外からでも業務出来るようなシステム。 そしてクローズドされた安全なセキュリティ体系で構築されていない限り、家で仕事できない業務はどうしても定期的に出社せざる得ないといった事象が発生してしまいます。 そもそもなのですが、 会社の中のパソコンに置いておけば安全という発想 が蔓延しております。 (通信会社なのに) クラウドの理解不足・ネットワークが暗号化される自社のVPNも引けないというのは、 ポンコツを通り越して、コロナ禍では害でしかありません。
4:帰属意識が強すぎる
在宅となると、自宅で本当に仕事をしているかどうか不安に思えてしまい、 完全在宅を推奨することが出来ないという事象が発生します。 また、逆に顔を合わせれば、会っただけで心が通じ合った"気がする"習性があります。 だから、やたら人を集めたがります。(特に古い企業体質の会社ほど) 日本人は特にこういった感覚を今も持ち続け、みんなで力を合わせれば何でも達成できると言う考えから、個人個人の本来の力量を図れないところがあると思います。 この意識により、どうしてもたまに全体で集まり、朝礼やミーティングを直接おこなわないと成果が上がらないような気分に陥る幹部や上司組が多いのが理由の一つになると考えてます。
5:コロナでポンコツ具合が露呈したため退職
今回のコロナという経緯以前から、社内体制の古さが時折気になっておりましたが、今回のコロナによるテレワークから更にそポンコツ具合を暴露する結果になり、退職に踏み切ることにしました。 踏み切るまでには、私にも家庭がありますのでそれなりの理由と決心があります。 ・今後将来の見込めない会社だと認識した。 私の年齢を考えると、ここに退職までいたとしても、残り5年ほど。 一般的な考え方からするとその後も再就職で勤務する方が多いのでしょうが、もう少し深堀して考えていくと、この会社は全くIT化や、社内のシステム化が進んでおらず、今も経営が傾きつつある中、5年先の将来、この会社では見えなくなりました。 またその5年間もとても不安に感じてしまうところがあり、今後年金受給が65歳や、70歳になったと仮定した場合、今からでも早めに資格を取るなり、こういった在宅勤務に対し、前向きな考えを持った会社や、IT化が進んでいる会社へ、つてでも通して再就職した方が安心できる生活設計が成り立つと思ったからです。 ・ここ10年間不動産経営という副業をやっていた。 今後の日本で生活する上で老後の生活は非常に不安であり、それは20年以上前から私なりにいい策は無いかと考えていました。 そして10数年ほど前から、不動産のアポート経営といった副業を始めています。 現在退職して無職状態ではありますが、おそらくこの副業をしていなければ、私は退職出来ていなかったと思います。 当然私には家族もいますから全員を守る義務があります。 そしてタマタマと言っていいか判りませんが、銀行からの融資も今年で返済が終了しますので、退職までの踏み切ることが出来ました。 ・ストレスがひどくかなり疲れてしまった。 コロナが始まり世間がテレワークを推奨しても、なかなかそうも出来ない会社でもあり、毎日通勤を繰り返し、いつコロナにかかるか判らない状況は精神的に参ってしまいます。 こういった思いをして働くまでも無いと確信したところも退職理由の一つとなります。