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30代 パート 訪問看護師 上司の一言で退職を決意した日

こちら、ご覧いただきありがとうございます。

今日の退職の瞬間は、訪問看護師 パート のAN さんの退職の瞬間です。

退職時の状況

年齢:当時35歳
性別:女性
年収:ナイショ
職種:訪問看護師 パート

目次

1:削られる訪問看護の移動時間
2:退職を決断した上司の一言
3:退職後の楽しさ(大学看護科 非常勤講師)
4:この記事にたどり着いた方へ

目次

Contents

1:削られる訪問看護の移動時間

10年働いた大学病院を退職し、子供の就学に合わせ訪問看護のパートを始めました。

在宅医療を支えるこの仕事は責任が重いですが、とてもやりがいがある仕事でした。

今までの知識や経験を活かし、一件60分、一日平均4件を車にのって一人で回ります。
効率よく巡回することが求められます。

現場は効率化を求められても現場レベルでできることは、人員が少ないため限られます。

限られた時間の中で巡回しなけばならず、時間を削るものと言えば、
利用者宅から利用者宅への運転時間だけです。
アクセルベタ踏みで、訪問先に向かっておりました。

いつ事故を起こすかわからない、事故を起こしても自分が死ぬかもしれない。

運転中1人の時間も多いため、こんな業務対応を迫る会社に、少しずつ疑問を感じるようになってきました。

2:退職を決断した上司の一言

そういうわけで、運転中の心身への負担を気にしながら、時間に追われやっていました。

会社は私たちのストレスなど、我関せずとして、少しずつ移動時間を減らすルートを組むようになってきます。

具体的にお伝えすると、
だんだんと20分はかかる距離を、10分ちょっとで到着しなくてはならないような勤務ルートが組まれ始めました。

私たちは抗議しましたが、利用者さんの顔を思い浮かべるとストライキはできませんでした。
やりがいがある訪問看護の仕事を手放したくない執着もあったと思います。

「運転がへたくそで自信がない人はいりません。運転も含めて時間管理できる人が訪問看護にむいている人材です。時間が間に合わない人は、前の利用者さんの宅を10分早く終わらせるなりしなさい」
という言葉が上司から出ました。

もう無理だ。この会社では無理だ。

この瞬間にいろんな執着が取れ、ここで訪問看護を続ける理由はないなと退職を決断しました。

3:退職後の楽しさ(大学看護科 非常勤講師)

退職から3か月後、友人から連絡があり、大学看護学科の非常勤講師の採用が決まりました。

そこには、在宅医療看護技術を教える授業があり、少し違った職種にはなりますが、
未来ある若者に技術を伝えるやりがいを感じて日々がんばっています。

ズバリ、若手のパワーをもらえて楽しいです。

4:この記事にたどり着いた方へ

何か少し違うなという違和感をもつことはどの業種にもあると思います。

すぐに結論を出すのではなく、自分はこの点がおかしいと思うなど、
冷静にノートなどに書き留めて置き、解決策がないか一度は探してみてください。

それでも根本的に違和感の原因がわかってどうしようにもならないのなら、転職・退職して新しい生き方を探すのは間違っていないと思います。

違和感の正体を洗い出すため、
一度止まる、
を足せば正しいになります。
別の誰かと、この違和感を探し出すというのもアリかと思います。

あなたの違和感からの転職・退職 (または、元の会社に戻ってくるという決断)がいい方向に進むといいですね。
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