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今日の退職の瞬間は、高級時計宝飾店での営業、販売 maru さんの退職の瞬間です。
退職時の状況
年齢:23才 性別:女性 退職時の肩書:正社員 当時の年収:250〜300万 職務内容:高級時計宝飾店での営業、販売
目次
1: 未達成のノルマ
2:売れれば何でもありの昭和な営業会社
3:昭和な会社にお勤めのあなたへ
目次
1:未達成のノルマ
毎月のノルマとは言わない営業目標も達成できず、加えて3ヶ月に1回の展示会での大きな数字もクリアできない毎日が続きました。 営業報告では、目標ラインに赤線が引かれた棒グラフがスライドに映されます。 私の毎月の達成率は10%を表す1マスが多くても5コ塗られるくらいでした。 春の展示会が終わって3日後、営業のベテラン女性が私の元に来ました。 「あんた、この前の展示会、いくら売ったの?あんただって、親がおるんでしょ? 木の股から生まれたわけじゃないんだから、みんなにお願いして買ってもらいなさいよ。 このままじゃ給料泥棒と同じだよ。」 と言われました。 この瞬間、「次の展示会で100%達成出来なかったら辞めよう」と決意しました。
2:売れれば何でもありの昭和な営業会社
私が短大を卒業した後入社した会社は地元で名を誇る高級時計宝飾店でした。 この会社で、私は一流の接客を身につけたく選んだ会社でした。 たしかに、接客や気配りは一流でした。 ただ、、、とにかく「目標」という名のノルマが高すぎるうえ、 一般家庭で育った私には遠い世界でした。 どう思って高級時計を誰が買うのか、どんな魅力があるのか、 一般家庭育ちの私には、セールスポイントがわからず、 誰にどんな説明をしたら買っていただけるのか、理解できませんでした。 そして、値段も高級なので、何度も足を運んでようやく購入が決まった時に、 もし自分が休みだったら、平気で他の人が売り上げを横取りするお店でした。 売り上げは、この横取りした人につきます。 営業なので、 売り上げはクローズしたスタッフに付くのは理解できるのですが、 売り上げに至るプロセスを検証していない時点で "終わっているな" と感じるようになりました。 とにかく、成果に対する評価ルールがおかしな会社でした。 そんな日々に疲れました。 加えて、、、、 「友達でも親でも親戚でも使って売上を作れ」 「自分が欲しいものはないのか?」 「お客さんから信頼されれば、金額に関係なくなんでも買いたくなるものだ」 そんな事を言われて、ささやかな給料が会社に還元に巻き上げられることに疑問を持ち、退職を決めました。
3:昭和な会社にお勤めのあなたへ
あなたは、私と同じように売り上げに悩んでいたり、評価ルールに疑問を持って、この記事を見ていると思います。 あなたが今勤めている会社は、入社するには遅すぎたのかもしれません。 あと30年ほど前の昭和に入社していれば、よかったかもしれませんね。 もうちょっと、昭和を生き抜いたオジサマ・オバサマが合っているのかと思います。 親兄弟に買ってもらう時代は終わりました。 選択肢が無限がある時代に、無理に親兄弟に買ってもらわないといけない商品など、 世の中的にニーズが薄れているのです。 私自身は、その昭和営業的な価値観が性にあわず、路線変更しました。 もっと人生経験を増やし、沢山の人と出会って、覚悟を決めて向き合う精神ができた時にチャレンジすると良いと思います。 退職後は全国チェーン店の時計屋に勤めましたが、相反するシステムでその違いが面白く感じました。 勇気を持って、令和的?な営業に移りましょう。あなたは、そちらに合ってます。