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今日の退職の瞬間は、システムエンジニア P. I さんの退職の瞬間です。
退職時の状況
年齢 30代 性別 男性 退職時の年収:450万 退職時の業務:独立系ソフト開発のシステムエンジニア
目次
1:退職時の状況
2:退職を決めた瞬間
3:退職”後”の状況
4:退職手続きの妨害
5:この記事にたどり着いた方へ
目次
Contents
1:退職時の状況
当時私は独立系ソフトウェアハウス(今でもそう言うのでしょうか)のシステムエンジニアとして、 メーカーの下請けで、某ベンチャー系企業のシステム部常駐で勤務していました。 当時は経歴書をごまかすのが横行しており、 私もスキルが全然違うのに、このプロジェクトに配置されていました。
2:退職を決めた瞬間
ユーザーがベンチャー系企業なので、システム化に対する要求も厳しく、短納期・仕様変更の連続。 もとよりスキル不足の私では、期待されるような成果をだせるはずもなく、 ズルズルと仕事に引っ張り回されている毎日となっていました。。 毎日意気消沈で帰宅。 少しずつ、心が壊れていくのを感じていました。 なんとか期待に応えようと、毎朝無理矢理、オフィスに"体を持っていってました"。 ただ心の悲鳴は収まらず、 ついに体を持っていくことすらできなくなり、会社に行くことが出来なくなってしまいました。 この時点で診療内科にお世話になり、軽い鬱状態と診断されてしまいました。 このままシステムの仕事を続けていたら、自分が壊れてしまうと思い、別の業界への転職を決意しました。
3:退職”後”の状況
転職を前提に会社を辞めた後、転職サイトやハローワークなどで、精力的に仕事探しを始めました。 スキル不足とはいえ経験はありましたので、すぐに決まるだろうという思いでした。 が、、、 予想に反して、なかなか仕事が決まらず、予想外に転職活動に苦戦をすることになります。 当然のことながら、30代の転職では基本的に、異業種はまったくの門前払いばかり。 結局はソフトウェア業界の、前職よりも規模も年収も小さい会社に決めざるを得ない結果となってしまいました。
4:退職手続きの妨害
派遣されていた身で途中から、うつ病になってしまい、派遣先から離脱。 派遣先の会社のみならず、派遣元の雇用していた会社から見ると、迷惑をかけてしまった形になります。 (今、考えると、うつ病になるような現場、うつ病になるまで放置していた会社自体に問題があると思います。) 前職を辞めるとき、心を病んでいたのもあり、半ば逃げるように(ほぼバックレ)辞めたので、 年金や健康保険の手続きがおざなりになっていまっていました。 まだ、今のように退職代行などのサービスがない時代の話です。 また、うつ病に対する理解が、現在のようにない時代です。 労基署に相談するなどの知識が一般化する前では、 心が折れた弱い奴は会社に迷惑をかける最低なヤツ、というのが一般的な認識な時代でした。 今では考えられない発想だと思いますが、 一社で定年退職まで勤める時代にあった恐ろしい一般認識です。 当然、派遣先に謝罪をした自社も、私に怒りを差し向けるようになっていました。 自社は、心が折れた私に容赦することなく、すんなりと退職手続きしないなど妨害をするようにしてきました。 診断書を出さないと、離職手続きしないなどと言われたり、 派遣先へのかけた迷惑に対して、私をドン詰めたり、 心の折れた私に逆襲をして、退職手続きに妨害されることになりました。
5:この記事にたどり着いた方へ
私と同じようなケースで転職前提の退職を考えている方に、3点あります。 1点目 まず、転職先を決めてから辞める事、でないと自分用が思っているより、転職先は見つかりません。 焦ると妥協していまい、より環境の悪い会社に入ってしまうかもしれません。 2点目 次には、どんな理由でも離職手続きはキチンと済ませて置くことです。 今では転職代行などを利用する形になるかと思います。 いい加減に置いてしまうと、次の仕事での手続きが上手く出来ず、 転職先の会社に初っ端から悪い印象を与えてしまうことに成りかねません。 3点目 心が壊れる前に、行動しましょう。 仕事のカラミがない人とあなたの現状を説明してみましょう。 具体的に、自社や派遣先の人以外に、客観的にあなたの状況を説明してみましょう。 説明が難しい人は、"会社辞めたい"、でいいです。"会社辞める"でもいいと思います。 3年は勤めるべき、すぐやめる奴は転職を繰り返す、出来ないのは努力が足りないから、 など、いわゆる"常識"で心を締め付けるのは絶対にやめてください。 その常識を伝える人は、あなたと全く同じ状況になった場合、 常識通り行動するでしょうか?多分NOです。 あなたと同じ行動をするはずです。 あなたのことを守ることができるのは、あなた自身だけです。